手術が抜群に上手な人には、共通点があります。それを一般化して言葉にしたのが、井上塾の「型」です。多くの術者と指導者としての経験から生まれたこの型を、すべてここで明かします。

手術は「数をこなせば上手くなる」と思われがちです。けれども、本当に上手な人は1例目から上手い。違いを生むのは症例の数ではなく、上手な人に共通する「型」です。井上塾の型は、器用さに自信のない人でも60に届くようにと作ってきました。
顕微鏡もルーペも、遠くを見ている目で、見たいところにピントが合うように作られている。力が入って目で近くを見ようとすると、目が疲れ、視野が狭くなる。術者の目には合っていても、モニターと録画にはピントの外れた映像が流れる。目は遠くを見たまま、寄りたいときは倍率で寄る。サバンナの地平線にいるキリンを見るように、穏やかに、しっかり見る型です。
浅側頭動脈のほかに頭皮から採るドナーである後耳介動脈の解剖を述べる。発生でわかっていることとわかっていないこと、起始とその変異、走行する層、茎乳突孔動脈を含む枝と顔面神経との関係、耳介の血流、太さと長さ、どこまで伸びるかと、ドナーに使える太さで頭頂側頭部に達する割合を扱う。
釣り針のゴムは、術野のまわりのオイフそのもので受ける。オイフは術野を中心に360度に掛かっているので、どの方向にも好きな強さで引け、いつでも変えられる。これがこの型の肝である。アームやフレーム、手術台の固定点に掛ける方法は、行った先に道具がなければできず、向きと強さも限られる。顔の側には、メイヨー板かL字のアーチを手術台に固定しておく。
開頭による脳動脈瘤の直達手術。最高難度の症例を含め豊富な執刀実績
準備中頸動脈狭窄症に対する血行再建術
記事を見るもやもや病や閉塞性脳血管障害などに対する血行再建術
記事を見る片側顔面痙攣・舌咽神経痛などに対する根治的外科治療
準備中